四コマオヤジの事件簿 

やってやれないことばかり

雪道事件

こんにちは。

 

こちらも数年ぶりに大雪になりました。金曜日の朝から降ったり止んだり。積雪量はピーク時でも5〜10センチくらいだったと思うのですが、雪に慣れていない我々にはピーンチッ💦

 

金曜日の朝、出勤を車にしようかバスにしようか、迷っている様子のオヤジ。

早朝はそれほど降っていなかった雪が、出勤時間が近づくに連れ道路を白く覆い始めた。

 

「どうしよっかなー」

「どうしよっかなー」

 

独り言のように、あっちを向いてしゃべるのだが、

私の指示を待っているのはあきらか。

 

あー、いつものことながら面倒くさい。

 

聞くなら聞くで、聞いていると分かるようにしゃべってくれないかな?

いちいち世話がやける。  

 

「車で行くならチェーンを持って行かないといけないよ。」

と指示。

 

ダダダと2階へ上がり、ガチャガチャとチェーンを探している様子。

 

「でもコレ、一人で取り付けられるかなぁ。」

と独り言ふう。

 

  知りませんよ そんなこと

 

「だいぶ積もったみたいよ。

 バスにすれば?」

と指示。

 

ダダダと2階へ上がり、ガチャガチャとコートでも探している様子。

 

「でも靴が濡れたら嫌だなあ。」

と独り言ふう。

 

  知りませんから そんなこと

 

自分で判断しませんか? 55歳でしょ? 昨日のうちに、ちょっとくらい考えなかったの?

 

  * * *

 

これはずいぶん昔の話。

長男がまだ3〜4ヶ月の頃。

 

朝起きると、外はすっぽり雪に覆われていた。

 

「まずい。送ってくれ。」

 

「えーっ!? 

 私、雪道なんて怖くて運転できないよ。」

 

「じゃあどうしろと言うんだ。」

 

「自分で運転できないなら、

 歩くしかないでしょ。」

 

「それはためだ。靴が濡れる。

    いいじゃないか、送ってくれ。」

 

あまりにもしつこく言うのでしぶしぶ送ることにした。当時のアパートは小高い場所にあり、私は恐る恐る狭い道路を運転した。キュッキュッっと不気味な音を立てながら。

 

会社に着くやいなや車からバッと降りて、

「じゃあ。」

と姿を消したオヤジ。

 

問題は帰りだ。あの狭くて急な坂をこの車で上るのは恐ろしい。怖い。

そこでぐるりと遠回りして、なだらかな道をゆっくり帰ることにした。

 

ようやく帰宅。雪の中、ベビーを抱えてアパートに入った。

 

鳴り響く電話の呼び出し音?

 

「もしもし?」

 

「どこに行ってたんだ!?

 何回も電話したんだぞ!!!

 10分もあれば着くだろう!?」

 

激怒中のオヤジ。

 

 

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そう、普段なら車で5分。歩いても20分かからない。

 

 自分で歩いて行かんかーい!!!

 

 

オヤジは歩かない。

歩くのが嫌でたまらない。

っていうダケの話。

 

ちなみにこの土日。私は息子たちと雪道散歩 ♪   オヤジは「さぶっ さぶっ」とファンヒーターの前に立っておられます💦

 

今日のひと言

あなたの旦那さまが、自分のことは自分で判断できる人でありますように・・・