四コマオヤジの事件簿 

やってやれないことばかり

またまた出産! 事件   

こんにちは。

今回は、次男の出産を飛び越して、三男出産時の話です。

なぜ次男の話はないのか・・・?

それは・・・

 

その時、オヤジはいなかったから。

 

オヤジがいないと事件が起こらない、というわけです。

 

 * * *

 

宇美八幡宮という神社をご存知ですか? その名の通り、福岡県の宇美町にある神社です。

安産祈願でたいそう有名で、三男をみごもった時、はるばる祈願に行きました。

 

この神社の慣わしに、

子安の石」というものがあります。

安産を祈願した後、神社に置いてある「石」をありがたく預かって持ち帰り、無事に出産が終わったら、別の「石」に誕生した子の名前などを書き、お預かりした「石」とともに、お礼参りに行くというものです。

 

たくさん積まれている「子安の石」を一つ一つ見ていると、運命の出会いが!

私の手のひらにちょうど収まるほどの、一つの「まぁるい石」が、『連れて帰って!』と言っているように思えました。

そっと手に取ると、そのフォルムがまたまた愛らしいこと!

私は、その「石」に愛着を感じ、お預かりして帰ることにしました。

 

さてさて。

それから数ヶ月が経ち、出産の時が近づいていました。

 

 * * *

 

夜の間、うずくようなお腹の痛みが、来てはやみ、来てはやみ・・・

結局、ぐっすり眠ることは一晩中出来なかった。

朝5時過ぎに起き上がり、念のため入院グッズを確認。

 

しかし、陣痛にしては弱い気がする。

 

オヤジを起こそうか、どうしようか・・・と迷っていたら、急激にお腹が張ってきた。

うん◯が出そう、そんな感じ。

 ( えっ? これって赤ちゃんが生まれるんだっけ? )

 

三度目の出産を甘くみていた。

前回の出産から5年近くも経っていると、案外思い出せないものだ。

焦り出した私は、半分パニックに。

 

 

「おとうさん、起きて。」

「ん、どうした?」

「お腹が痛くなってきた。」

「マジか。」

 

「でもね、生まれるのか、うん◯がしたいのか、よく分からない。」

 

「この前読んだ本に、その程度の痛みなら違うって書いてあったぞ。」

 

「でも、生まれそうな気もするから、怖いよ。」

 

「大丈夫、違うって。トイレに行っておいで!」

 

 

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 ( うーん、・・・・やっぱり不安。)

 

 ( オヤジにそう言われると、逆に怖い。)

 

 

「おとうさん、私、病院に行く。」

「タクシー呼ぶか?」

「タクシーが来るまで待てないから、乗せて行って。」

 

「子供たちはどうする?」

「このまま寝かせておいて、私を送ったらすぐに戻って来て。」

 

6歳の長男に書き置きをして、いざ、出発。

 

でも、うん◯がもれそう。

靴を履くのにも、マンションの階段を下りるのにも、油断すればもれちゃいそうな・・・

 

やっとの思いで車に乗り込んだ。

ううっ、で、出るぅぅう!

も、も、もれるぅぅう!

 

 

その時、指の先っちょが、固いものに触れた。

 

 

 

おおーーーー!

 

神様ーーーー!

 

ありがとうございますーー!

 

 

宇美八幡宮でお預かりしていたアノ「子安の石」が、

ここにあったーーーー!!!

 

私は「子安の石」を抱え上げ、深々と頭を下げた。

それから、大変失礼ではありますが・・・

 

 

おしりの下に敷かせていただきました。

すみませんっ ~( T T )~

 

 

なんてフィットするのーーーー!!!

この安心感は何ーーーー!!!

 

                                 長くなりそうなので       つづく

 

 

今日のひと言

あなたの旦那様が、「トイレに行っておいで!」と言わない人でありますように・・・

( 危うくトイレで出産してしまうところでした。)