スーパー銭湯事件
こんにちは。
今回の話は、悲しく切ない内容です。思い出しても、書いていても悲しい。
記録として残します。何のために記録するのか? それは内緒🤫
* * *
重度自閉症の次男が小学4年生の時の話。
突如、オヤジ(夫)が次男をスーパー銭湯に連れて行くと言い出した。
「ムリムリ! 初めての場所は苦手だし、人が多いのも嫌いだし、熱いお風呂も入れないから絶対にムリだよ!」
と、引き止めた。
「そんなことはない。オレが一緒だから大丈夫だ。」
と、言い張るオヤジ。
「行きたいなら一人で行っておいでよ。一人ならゆっくりできるよ。」
と勧めたが、
何が何でも次男を連れて行くと譲らない。どうやら一人じゃ寂しいらしい。
「ムリだって!」
と言えば、
「オレを信用出来ないってことか!?」
と怒り出す。
仕方なく許可することにしたが、くれぐれも目を離さないように、無理強いをしないように、駄目だと思ったら諦めて帰って来て・・・と延々と言い聞かせた。
そうして数時間後に戻って来た二人。
「どうだった? お利口さんにしてた?」
と尋ねると、
ニヤニヤしながらオヤジが言った。
「それがさ、大変だったんだよ。オレがサウナに入ってたら、なんだか外がうるさくてさ。コーン、コーンって音がするし、叫び声も聞こえてさ。あんまりうるさいからケンカでも始まったのかと思ってサウナを出たら、〇〇(次男)がギャーギャー叫びながら、桶を投げ飛ばしてた。焦ったーっ!(笑)」
ウ、ウ、ウ、
ウガーーーーーーーッ!!!!!
つまるところ、オヤジは一人でサウナに入り、外に残された次男がパニックを起こして、叫びながら銭湯の桶を投げ飛ばしていたと!?
あれだけ目を離すなと言ったのに?
無理強いするなと言ったのに?
駄目なら諦めろと言ったのに?
そもそも連れて行くなと言ったじゃないの!
一人で行けと言ったじゃないの!
* * *
オヤジはこういう人。一人で行くのは寂しいが、決して人には合わせない。自分の気の向くまま、自分のことだけ考えて行動する。
息子にこんなつらい思いをさせたのに、そのつらさなんか全然理解できなくて、まるでオモロイことに偶然でくわしたかのようにニヤニヤしながらしゃべってる。
オヤジなんて、
オヤジなんて、
二度と信用するものかーーーーーっ!!!
この事件以来、慣れない場所には決して連れて行かせないと決めました。全くもって息子のことを理解しない、理解しようとも努めない、そんなオヤジはいりません。
今日のひと言
あなたの旦那様が、信用に値する人でありますように・・・