四コマオヤジの事件簿 

やってやれないことばかり

別居合意事件

こんにちは。

 

この25年の間に、何度か別居・離婚を切り出しました。もう、ほんとに、私の身がもたない感じです。

と言いつつ、まだ実現しないでいるのには いくつかの理由があって…   ひと言で言えば、私の肩にたくさんのものが のっかかっているから。

本来なら夫婦二人で抱えるはずのものを、全て一人で背負って生きてきたのですからね。そりゃあズッシリ重たいんです。

さてさて・・・

 

 * * *

 

この春にも、そんな話になった。

 

前日、長男がドライブに誘ってくれた。ボロボロになった私を見かねたらしい。

「次男(重度自閉症)は置いて行こう。大丈夫、お父さんがいるんだから死にはしないよ。今日は2人で行こう。」

と。

その道中で私の愚痴をきいてくれた。

父親の悪口なんて聞きたくないだろうし、普段は私も冗談程度にしか話さない。

「いいよ。言いたいこと全部話して。」

そう言って聞いてくれた。

 

次男のことがやはり大変。コロナ禍になってますます大変になった。それなのにオヤジ(夫)は助けてくれるどころか、しっちゃかめっちゃかに かき回す。今までいろんな苦難が訪れたけど、何一つ助けてもらえなかった。相談すらできずに一人で乗り越えてきた。

次男のことは息子だから頑張れる。でもね、オヤジの言動にイライラしたり、オヤジの世話や尻拭いはもうしたくない。

自分がどんどん醜い人間になっていく。心のきれいな人間でいたいし、優しい母親でいたい。

 

そんな話を聞いてもらった。

 

 

そして翌日の朝。

三男もそろったので、全員で家族会議なるものを開き、別居したいと申し出た。

「以前鬱になった時のように、私はまた壊れかけている。本当なら私が出て行けば済むのだろうけど、息子たちの学校、次男の施設通いもあるから、私が出て行くわけにはいかない。1ヶ月でいいから、お父さん(夫)に別の所に住んでもらいたい。」

と、このような内容を話した。もちろん理由もつけて。

 

そこに長男。

「お母さんがそんなに苦しいのなら、しばらく離れてもいいと思う。」

そして三男。

「僕もその方がいいと思う。」

と。

 

こう家族に言われたら、今回ばかりはオヤジもNOとは言えない。

しぶしぶ頷いた。

 

 

さて、また翌日。

朝、起きて来たオヤジ。

「ネットで部屋を探してみたけど、どこも高いな〜。それなりの部屋だとそれなりの金額だ。」

 

ん? 

オヤジ、それなりのイイ部屋に住もうと思ってる?

 

「家電も全部そろえないとな。炊飯器もいるよな。あー、鍋とかも買わないと。」

 

ん? 

オヤジ、自分でご飯作って食べるつもり? 米さえ洗えないのに料理ができるとでも思っているわけ?

 

「あ〜、テレビは大きいのがほしいな。」

 

ん? 

オヤジ、なんかすごく贅沢なこと想像してる?

 

あっけに取られた私は、オヤジの想像を振り払うべく、家電付きのウィークリーマンションに住んでみたら? と言ってみた。

 

「ああいうマンションはな、隣との壁が薄いんだぞ!  住めるか!」

と。

 

じゃあ、実家のお義母さんが使ってた部屋を貸してもらったら? と言うと、

 

「あんな狭苦しい部屋はごめんだ!」

と。

 

 

f:id:yonkomaoyaji:20210928173958j:plain

 

  ワ〜〜〜〜〜~~~オ!!!

 

こやつ、スゲ〜暮らしを妄想しているぞ。

広い部屋に大きなテレビを置いて、ド〜ンと大きなソファに座り、すずしい顔でテレビにパソコン、スマホにゲーム、そんなことを想像してるよね?

掃除も洗濯も料理もゴミ捨ても一切しないオヤジ。今のオヤジ部屋ひとつでも、とっ散らかして片付けない。一年中の寝具が一年中置きっぱなし。買い込んだお菓子やカップ麺もあるらしい。匂いが気になるのか、掃除はしないが芳香剤は切らさない。

何やら、もう、腐った蜜柑のような、鼻をつく匂いがドアの隙間から漏れ出ている。

 

そんなオヤジの頭の中は、的外れな妄想でいっぱいになっているらしい・・・

 

そう。オヤジは自分がデキる人間だと思っている。なんでもやれる人間だと思っている。一人暮らしなんて、簡単、完璧にこなせるゼ、と信じて疑わない。

 

 妄想人間の妄想って、スゲーな。

 

 目を覚ませ〜〜〜〜〜っ!!!!!

 

 

「で、別居可能なお金って、うちにある?」

と問うてみた。

 

「さー。」

 

「それが一番大事だよ。2世帯にするって、すごくお金かかるんだよ。両方ギリギリの生活をしても厳しいかもしれないよ。お願いだから、この際お金の管理をさせてくれない? 別居できるかどうか試算するから!」

 

「うーん、どうだろうねぇ。」

 

ど、どうだろうじゃないし。

オヤジが金銭管理をできない上に、金銭感覚までオカシイものだから、こっちは生きた心地がしない。何が買えて何が買えないのかも分からない。まして別居となれば・・・

 

 * * *

 

こういう理由で、またしても別居に踏み切れませんでした。

別居したら、オヤジはやりたい放題、外食三昧。映画にアロママッサージ、じゃんじゃん受動娯楽に走るに違いない。

家族にはケチケチするくせに、自分の物となると値段は気にしない。高額=イイ物という考え方は義父譲り。どこまでも どんぶり勘定。

 

 ほんとに、もう、

 

  ウ~ン~ザ~リ~!!!

 

このまま別居すらできないのか⁉️  いつか義実家に返してやる‼️  私の闘いはまだまだ続きます。

あ〜、カサンドラや〜💧💧💧

 

今日のひと言

あなたの旦那様が、状況を読める人でありますように・・・

 

   やはりこの手口 ↓ ↓ ↓ しかありませんかね?

yonkomaoyaji.hatenablog.com