炊飯器事件
こんにちは。
前回、ようやくオヤジ(夫)の別居先が決まったという話を書きました。
別居騒動開始から約2ヶ月です。
私はもう何年もの間、一度は別居してみたいと思ってきました。
この家にオヤジがいないってどんな感じだろう。オヤジと離れることで、私は少しでもラクになるのだろうか。それとも、名実ともに一家の主人(あるじ)となることで、今以上のプレッシャーを感じることになるのか。そのあたりを、自分自身に問いかけてみたいと思ってきました。
一方のオヤジの生活も気になります。一人暮らしになったオヤジは、どんな生活を送るのだろう。今まで頼んでもやってくれなかった数々のことを、一人暮らしになれば自分でやるのか。今まで通り何もやらずに、どんどん目も当てられない生活になっていくのか。やはり気になります。
オヤジには、このように伝えました。
「もし今私がぽっくり死んでしまったら、この家は立ち行かなくなるよ。あなたは今まで何もしてこなかったから。一人暮らしをして出来ることを増やしてほしい。私が死んでも、この家や息子を安心して任せられるようになってほしい。」
これもまた私の本心なのです。この心からの訴えに、オヤジがどう応えてくれるのか、くれないのか、やはり気になります。
もちろん初めから何でも出来るわけではないでしょうから(オヤジは出来ると思っているようですが)、別居先の住居は私がある程度整えようと思っています。
オヤジが暮らしやすいように、やろうと思えばやれるように、最小限の物は揃えておくつもりです。多過ぎるとかえって混乱するでしょうからシンプルに。
* * *
オヤジ、この2ヶ月の間に何回この言葉を口にしただろう。10回は超えたかも。
「炊飯器は何合用がいいかな?
一人分だとどれくらいかな?」
「おとうさん、それ聞くの何回目?
ついこの前も話したよ?
キッチンのスペースには限りがあるから、
まずは絶対に必要な物から考えようって。
おとうさんの場合は、
冷蔵庫と電子レンジは必ずいるよね。
部屋を見て、置く場所を決めて、
コンセントを確認して、サイズを測って、
それから買いに行って、
すぐに運び込んでもらえるよう段取らないとね。
まずは生活に慣れて、
そして余力ができたら、ぼちぼち次を考えよう。
置く場所があるかないかもまだ分からないから、
炊飯器は後回しね。
今はレンジで炊ける物もあるよ。
とにかく、必要最小限のものから始めよう。」
1週間後、
オヤジ、
「炊飯器は3合炊きぐらいが いいのかな?」
オ~~~~
マ〜〜〜イ
ガッッッッッッッ!!!!
何故そこまで炊飯器に固執するのか・・・?
分からない!
分からない!
分からな〜〜〜〜〜いっ!!!
オヤジは食べることが好きです。自分では気づいていないようだけど、ものすごい執着が感じられます。食べる間はしゃべらないし、声をかけても聞こえないことがしばしば。
食べる=米=炊飯器 なのかなぁ?
今日のひと言
あなたの旦那様が、段取り良くことを進められる人でありますように・・・