うどん事件
こんにちは。
この冬一番の寒波がやってきました。私の住んでいるところも寒いっ! ちらちらと雪が舞っています。
さて、夕食は「うどん」にしましたよ。
うちの息子たちは食べ盛りですから、うどんには薬味の他に、餅、きつね、かき揚げ、お肉をのせます。5人で5玉のうどんでは少々足りないかもしれないし、何よりオヤジ(夫)が物足りなさそうに人の器をジロジロ見回すのが嫌なので、オヤジには おにぎりもプラスします。
出先の長男から渋滞で少しだけ遅くなると連絡が来たので、先に4人で食べ始めることにしました。
「今日はおかわりがありません。足りなかったら、他の物で補って下さい。」
と、食事の前に伝えました。みんなの前で言ったのですが、実際はオヤジに「もうないぞ、諦めろよ」と釘を刺したのです。ほんと、恐ろしいくらいに目をギラつかせますからね、人の器にまで。お鍋に残している長男の分にも手を出しかねません。
ああ、恐ろしや。
* * *
「いただきます」という言葉は、オヤジにとっては「よーい、どん!」。
今夜も勢いよく食べ始めた。
ズゴゴー ズゴゴー ズゴゴー
オヤジのすすり音があまりにも激しいので、他の家族は時々箸が止まる。
とにかく、凄まじい。
うっ、と顔を見合わせてしまう。
すすり食べは毎日のことだけど、慣れるどころか、日に日に嫌気が増していく。
お昼も人一倍食べていたし、その後くっつり昼寝して、おやつもちゃっかり食べたオヤジ。よくもまあ、そんな勢いで食べられるものだ。
食事中、私は一切オヤジの姿を目に入れないようにしているが、汚らしい音は嫌でも耳に入る。耐え難い。オヤジがこうして立てる音や声だけでも、私の心はずっしり重くなる。
そうしているうちに、あっさり食べ終わったオヤジ。
ジロジロ ジロジロ
息子たちの器に目を泳がせる。満足出来なかったらしい。
「おとうさん、お餅、もう一つ焼こうか?」
と聞けば、
「じゃあ、いただきます。」
と、こんな時だけご丁寧なお表現。
追加の餅を焼いていると、そこへ長男が帰宅した。
「ただいま。あ〜寒かった。」
「今日はすごく寒かったからね。熱々うどんで暖まりなさい。」と私はうどんの準備。
席に着いた長男、
「あれ? 僕のかき揚げは?」
「ん? そこにあるはずだよ!」
突如、オヤジ、叫ぶ。
「あーーーっ!!!
オレが
2個食べたーーーーっ!!!」
❄️カッチ〜〜〜〜〜ン❄️
凍てつく空気
凍てつく家族
「あ〜、悪い悪い。オレが食べちゃったよ。
あれ〜? なんでオレ2個食べたんだろ?
あはっ あははは〜〜〜」
こんな時、オヤジ、笑うよね。笑ってごまかそうとするよね。
誰も笑わねーーよ!!!
笑えねーーーーーよ!!!
あれだけオヤジに気を遣って準備したのに、まさか、長男用の後のせかき揚げに手をつけていたとは! 想像を遥かに越えるオヤジ殿であります。
寒い夜に、凍てつく家族。ぷるぷるわなわな震えるような事件が、度々起こってしまうわが家です😭
今日のひと言
あなたの旦那様が、家族を震え上がらせる人ではありませんように・・・