産後事件2
こんにちは。
前回産後の話を書きました。その続編です。
初産は里帰り出産だったので、ベビーちゃんが生まれた後 私はしばらく実家で過ごしました。
何もかも分からないことだらけ。ベビーちゃんがなかなか母乳に吸いつけないものだから、授乳にも時間がかかりました。ウンチの状態に右往左往、発疹が出ては右往左往。
初産の後って、ほんとに大変ですよね。
* * *
1ヶ月ほど経って、いよいよアパートに帰ることになった。
正直なところ、まだ不安がいっぱい。実父母の助けもなくなって、一人でベビーちゃんを育てながら家事をする… 私にできるかなぁ。買い物とかどうしよう。あれこれ、いろいろ心配で。
しかし、私も念願の母親になったことだし、頑張らないとね💪
オヤジ(夫)が迎えに来た。
私の実家でもゴロゴロ寝てばかりいるオヤジ。
・・・これからもこうなのかな。
さてさて1ヶ月ぶりのわが家。
懐かしいような・・・
臭いような・・・?
とにかく窓を開けよう!
そう思い、ベビーちゃんを床に寝かせようとすると、
ギャーーーーーーーーーッ!!!
む、虫がーーーーーーーーーッ!!!
リビングの、
薄いグリーンのカーペットの上に、
黒胡麻一袋をひっくり返したみたいに、
小さな黒い虫たちが、
所狭しと死んでいるではありませんか!!!
黒胡麻一袋分よ!!!
マジで!!!
ギャーーーーーーーーーッ!!!
「ねえ、虫がこんなに死んでるよ!?
どうして!?
まさか、
1ヶ月ここに住んでて
気づかなかったの!?」
「うわっ。これ、全部、虫?
気持ち悪っ。
全然気づかなかった。」
黒胡麻一袋分の虫の死骸に気づかなかったらしいオヤジ。そんなことある?
って言うか、1ヶ月以上も掃除機ひとつかけなかったってこと? そんなことある?
今日、私とベビーちゃんが帰ってくるって、前々から分かってたことだよね? どういうこと?
「これじゃベビーちゃんを寝かせられないよ」
かたまるオヤジ。
「もういい! 私が掃除機かけるから、あっちでベビーちゃんを見てて!」
掃除機をかけながら泣けてきた。
毎日毎日、朝も昼も夜も、ぐっすり眠ることなくベビーちゃんのお世話に明け暮れてきた。
クタクタなの。
クタクタで帰って来たの。
クタクタで帰って来たのに、虫がいっぱい死んでて、掃除も出来てなくて、なにやら臭い匂いがして、オヤジは掃除機をかけようかとも、ごめんとも言わず、ただの棒みたいに かたまってて・・・
泣きながら汗だくで掃除機をかけた。
やっと3DKの掃除を終えてベビーちゃんに授乳していると、
夫が言った。
「夕飯、どうする? 何か作るの?」
「もう疲れたよ。買い物に行く気力もない。コンビニでいいから、何か買って来てくれない?」
「分かった。
じゃあ、
カップ麺でいい?」
いや〜〜〜〜〜〜〜っ!!!
こんなにクタクタで、
ヘトヘトで、
授乳して、
カップ麺ひとつなの〜〜〜〜〜〜っ!?
せめてお弁当にしてくれと頼みました。この日の衝撃は覚えているけれど、翌日以降のことはすっかり忘れています。どうにかこうにか頑張ったんでしょうね、、、私が。
今日のひと言
あなたの旦那様が、産後のあなたを気遣ってくれる あたたかい人でありますように・・・