電子レンジ事件
こんにちは。
別居準備シリーズ(?)第2弾。
ある夜、何やらメモ書きを出してきたオヤジ。ちょっと相談があるから座ってくれということでした。
「何?」と問うと、
「引っ越し(別居)までのスケジュールなんだけど…」
と切り出しました。
〇日の午前中に鍵を受け取りに行く。その午後に部屋を見に行き、カーテンや冷蔵庫、その他のスペースサイズを測り、翌日買い物に行こうと思う。この2日間は一緒に動いてほしい。〇日に家電を入れてもらうよう頼もうと思うが、この日も一緒に来てもらった方がいいかな?
そんな話でした。
よしよし。私が教えた通り。
正直面倒くさいんだけれど、まあ、このへんまでは私が入らないとねぇ。本当はぜ〜んぶ私ひとりでやりたいくらいだけど。
* * *
その後もねちねちと話し続けるオヤジ。
ストップをかけようと声をかけた。
「だからね、まずは部屋を見て、大きいものを入れてから次を考えよう。全部一回に済ませようとすると、物が多過ぎて絶対に片付かないよ。」
「だったら、これだけ教えて。」
「何?」
「電子レンジで、どんな料理が作れるんだ?」
「私は電子レンジで調理はしないよ。ケーキは焼くけど、他は温めくらいしか使わない。」
「電子レンジで作れる料理って何がある?」
「作らないから分からないって。」
「どうして教えてくれないんだっっっ!?」
オヤジ、やけに つっかかる。
「すごく こだわるね。電子レンジで何か作りたいわけ?」
「そりゃそうだろ!
料理を作れるようになるのが、
別居の一番の目的だろ!?」
ウガガーーーーーーーッ!!!
オヤジ、
まさかと思うけど、
料理を作れないことが、
別居の理由だと思ってる???
料理を作れるようになったら、万事オッケー、パーフェクト夫になれるとでも思ってる???
なんと言うか・・・
的(まと)が外れ過ぎていて・・・
ただただ驚くばかり・・・
そりゃあ、優しい旦那さんが料理までしてくれるのなら大ハッピーだけど、オヤジの場合はそうじゃない。
意思の疎通ができない、会話が成り立たない、周りの人に配慮できない、ギョッとする言動で嫌な思いをさせる、片付けができない、ゴミ出しひとつしない、だます、かくす、ごまかす、何でもかんでもやりっ放し、ゴロ寝、ゴロ寝、ゴロ寝・・・! 書き出したら止まらない。
これまでオヤジに訴えてきた私の苦しみは、いったいどこに消えてしまったのだろう。きれいさっぱり忘れたってこと? そもそも聞いてなかったとか?
今更オヤジの料理なんざ食べとうありませんよ。オヤジに料理なんて、みじんも期待してませんしね。
つーか、
こういう勘違い加減が、
考え方のギャップが、
ずっとずっと私を苦しめてきたんです。
は〜〜〜。
別居まで、もう少し、もう少し。辛抱、辛抱。
今日のひと言
あなたの旦那様が、出来ることから始める人でありますように・・・