おこちゃま事件
こんにちは。
土日の夕飯。私だって少しは手抜きがしたい。そんな時は「うどん」「お好み焼き」「焼きそば」なんかが登場します。ワンプレートで済む料理です。作るのも簡単、片付けるのも簡単。いいですよね!
この事件簿にはお好み焼きの話題が何度も出て来ましたが、なんと、今回もお好み焼きの話です。恐縮です。
さて、今夜は家族が全員同じ時間に揃います。
息子たちが大きくなってからは、揃う頻度が本当に少なくなりました。仕方ないですね。家庭以外にも、それぞれに所属場所ができたのですから。それはそれで嬉しいことでもありますしね。
* * *
昼食後、夕飯のメニューの話になった。
「夕飯は何?」と、オヤジ。
「今日はお好み焼きなんだけど、おとうさん以外はあまり喜ばないんだよね。」
「何で?」
「野菜が多いからかな。ボリューム的にかな。」
「お好み焼きが好きじゃないなんて!
まったく、あいつらは
いつまで経ってもおこちゃまだな!」
ひえ〜〜〜〜〜〜っ!!!
オヤジがそれを言うのか〜〜〜〜〜っ!!!
だいたい、お好み焼き自体がおこちゃまメニューじゃない?
そのお好み焼きに怖いほど目をギラつかせ、息子たちの様子なんてお構いなしにガツガツ食べまくるオヤジ。なんなら一番大きいやつはオレのものだと言わんばかりに、真っ先に箸をつけるオヤジ。うまっ、うまっ。 ガツガツ、ガツガツ。
お好み焼きの日は、わざわざ自分の分だけビールを買って来る。たいがい500mlの缶ビール。そのビールで流し込みながら、勢いよく食べ続ける。誰よりも速く、誰よりも大量に、オヤジは食べ続ける。マヨネーズをたっぷり付けて。
「もう無理だ。」
「もう入らない。」
「ラ〜スト!」
いやもう、誰も勧めてないから。見てるだけでお腹いっぱいになったから。どうぞもう箸を置いておくんなさい。
毎回毎回、そんな気持ちになる。
オヤジよ、
普通の父親はね、
周りの様子を見ながら食べるものだよ?
こんな大皿にのせた料理の時は特にね、
調子を合わせながら、
楽しくワイワイ食べるものだよ?
口を閉ざし誰にも負けまいと必死になるその姿、食べることに対する異常なまでの執着心。
この家族の中で一番のおこちゃまは、
オヤジよ、
あなたですからーーーーーっ!!!
今日のひと言
あなたの旦那様が、気配り上手な人でありますように・・・