コロナかもしれない事件 その2
こんにちは。
前回の「コロナかもしれない事件その1」のつづきとなります。
緊急事態宣言が出される少し前、オヤジが自分もコロナかもしれないと言い出したので、家庭内で「オヤジ隔離生活」を始めました。その時の様子です。
* * *
「ホテル住まいみたいじぇ。」とルンルンな毎日を送るオヤジ。
夜な夜な部屋からもれてくるテレビの音と笑い声。
お風呂は最後にゆ~っくり、の~んびり。1時間、ひとりカラオケ炸裂。
オヤジ、隔離生活満喫中!
ある夜、私がお風呂に入っていると、どこからともなく不思議な音が・・・
トゥットゥルル~、トゥットゥルル~・・・
私はお風呂のドアを開け、大きな声で息子に聞いてみた。
「なんか変な音がするけど、誰か何か叩いてるのー?」
三男が走って来て、
「誰も何もしてないよ。」
と。
「だって、ほら、聞こえるでしょ?」
「ああ、この音ならさっきも聞こえてたんだよね。」
(さっきも?)
(どこから?)
(んー・・・)
(!!!)
なるほど。
どうやら音はお風呂の天井から聞こえてくるようだ。
そう、わが家のお風呂はオヤジ部屋の下。
オヤジが床を指ではじいているらしい。
何の番組を見ているのか、
何ともリズミカルに、
トゥットゥルル~、トゥットゥルル~。
ああ、いつものようにごろ寝して、
トゥットゥルル~、トゥットゥルル~。
オヤジ、隔離生活満喫中!
おとなしくせんかい!!!
* * *
約10日ばかりで、オヤジはホテル住まいに飽きたらしい。
「いつまで続ければいいの?」
と聞いてきた。
「それって、私が判断するの?
会社の他の人たちはどうしてるの?
発熱者はどうなったの?」
「・・・」
黙るオヤジ。
「会社で周りの人の様子見て、分からなかったら誰かに聞いておいで!」
しっかりしてくれよー。
隔離してるこっちだって大変なんだよー。
今日のひと言
あなたの旦那様が、「自粛生活」は満喫できても、「隔離生活」を満喫しない人でありますように・・・