部屋割り事件

こんにちは。

私は九州の内陸部で生まれ育ちました。

山と川に挟まれた、の～～～んびりした田舎です。

田舎人の結婚というものは、いろいろと「習わし」みたいなものがありまして、

( 今から二十数年も前のことですしね 💦)

私も両親に、あれこれ準備をしてもらいました。

その中に「婚礼家具セット」があります。

【大川家具】・・・今も大事に使っています。

が・・・、

これがものすごく重い！

何度、引っ越し屋さんを泣かせたことか！！！

　   ( 転勤族だったもので💦 ) 

今回は、この家具をどうにかこうにか動かして、

「オヤジ部屋」を作った時の話です。

　*　*　*

長男が小学６年生になった頃だったか、そろそろ自分の部屋がほしいというので、彼の部屋を作った。思春期突入！　

当時は賃貸マンションに住んでいて、間取りはこんな感じ。

しかし、問題が生じた。

その頃 ( 今から１０年ほど前 ) は、「働き方改革云々」というものもなく、オヤジは残業続きだった。夜９時１０時はあたりまえ。

遅くまで仕事をして、くたくたで帰って来るのですから、心から感謝していました。もちろん、本心ですよ～　(^^)/

ちょうど子どもを寝かせる時間に帰って来る。

これは、仕方ない。

まずは遅い夕食。

　　カチャ　カチャ

これも、仕方ない。

テレビの音。

　　ボソ　ボソ

まあ、仕方ない。

寝室はＬＤＫの隣り。

間のふすまが若干傾いていて、光も音も漏れてくる・・・

続いてお風呂。

　　ザッパ～ン　ザッパ～ン

ん～～～、仕方ない。

ちなみにお風呂も寝室の隣り。

風呂上がりのテレビ。

　　ボソ　ボソ

しばらくすると、

　　ゲラゲラ　　ウヒョヒョ～～

　　アーッ　ハッハッハー

オヤジの笑い声、かなりうるさい。

続いてゲーム。

　　クソッ　マジかーーーー！

　　おいおい、勘弁してくれよーーーー！

　　クソッ　あじゃーーーー！

　　うわっ　やられたーーーー！

た、頼む。静かにしてくれ・・・

息子たちも眠れない。

「おかあさん、

　　おとうさんはまだ寝ないのかなぁ・・・」

夜な夜なこうもうるさいと、我々もキツイ。

目の下にクマ。

一念発起、「オヤジ部屋」を作ろう！！！

ということにした。

うちの家具は重い。一筋縄ではいかない。

引っ越し屋さんに尋ねたところ、

住居内移動でも３万超え。

ムリムリ。

自力で何とかするぞ！！！

それはそれは大変な作業だった。

オヤジは、途中で解雇。

呼吸を合わせず、勝手に手を放すので、

命の危険あり。

よって解雇。

長男と、コルセットママ(私)で、まる二日がかりの大仕事だった。

テレビが不可欠なオヤジのために、

長男の部屋をオヤジ部屋にした。

ここならテレビが繋げる。

タンス部屋のタンスを移動して長男の部屋に。

ううううう、腰が痛い。

「やった～～～！　

　　ついにオレの城ができたぞ～～！

いやいや、オヤジ、

君は たいして 働いてないよ・・・

オヤジに部屋を与えたおかげで、

寝室の隣りのリビングは真っ暗。

息子たちも、す～っと眠れるようになった。

　*　*　*

数日が経った ある日の夜中、

私がトイレに行こうとすると、

真っ暗なリビングに、ゴソゴソ動く影が！！！

オヤジ、

息子のゲーム機を、

充電中ーーーーー！！！ 

こんな時間までゲーム、ゲーム、ゲーム！

充電も、

　「オレの城」でやってくれよ～～～～～～～

　こうしてオヤジは「オレの城」を今現在も満喫しています。

今日のひと言

あなたの旦那様が、家族をかえりみずゲームに没頭する人ではありませんように・・・