おかゆ事件
こんにちは。
今日は中秋の名月。私の住んでいるところも晴れています。今夜はきれいなお月様を拝むことができそうです💛
名月と言えば、
初めて妊娠した時、もし女の子だったら名前を「名月( なつき )」ちゃんにしようと考えていました。
けれども、生まれてきたのは男の子ばかり。「名月」ちゃんに出会うことは出来ませんでした。 んーーー、残念💦
* * *
今回は結婚して初めの頃、ちょうど今頃の季節で、オヤジが体調をくずした時の話です。
オヤジが、
「風邪を引いたようだ。」
と言ってきた。
病院に行くほどではないが、ゆっくり寝たいとのこと。
ういういしい新妻だった私は、考えた。
風邪を引いた時って、どうすればいいんだろう?
何をしてあげたらいいんだろう?
実家の母に電話して聞いてみると、「おかゆ」でも作ってあげなさいと返事が。
しかし、私はまだ「おかゆ」の作り方を知らない。
母に尋ねながらメモを取り、
心を込めて「おかゆ」を完成させた。
「お腹空いてない? おかゆ作ったよ。」
「食欲がないから、今はいい。」
布団の中から、オヤジの返事が聞こえた。
あらま、そんなに具合が悪いのかしら?
ういういしい新妻だった私は、心配した。
数時間後、
そっとドアを開け、オヤジに再び尋ねてみた。
「おかゆ食べたら、
少しは元気が出るかもしれないよ。
あたためようか?」
「いや、まだ食欲ない。」
布団をかぶったままオヤジが言った。
大丈夫かなぁ・・・
ういういしい新妻だった私は、うなだれた。
それから30分ほどして、
オヤジが、のそっと姿を現した。
「起きて大丈夫なの?」
「・・・・・」
なぜか無言。
食器棚の中をガサガサ探る。
「何を、探してるの?」
「このへんに、カップ麺なかったっけ?」
カップ麺なら食べられるんだね・・・
「おかゆ」なんていらなかったんだ・・・
頑張って作ったんだけどな・・・
心配してたんだけどな・・・
いや、待てよ。
無言で物色するなーーーーーー!!!
ちょっとは気をきかせんかーーーーーーーい!!!
今日のひと言
あなたの旦那様が、あなたの思いやりに気づいてくれる人でありますように・・・