四コマオヤジの事件簿 

やってやれないことばかり

洗面台事件

こんにちは。

 

わが家の洗面台が、大きいのか、そうでもないのか、よく分かりません。

幅が90センチ、奥行きが55センチ。

中央のくぼみが、50センチ✖35センチの楕円形。

絵に描いてみると、

 

f:id:yonkomaoyaji:20201003165513j:plain

 

こんな感じ。

下に収納はついておらず、配水管がそのまま見えているタイプです。

 

引っ越して来てすぐに、この配水管からわずかに水が漏れているのを発見。

研究に研究を重ね、ホームセンターで部品を購入して、交換修理をしました。

 

汗をたらしながら必死に配水管と格闘する私の後ろで、

オヤジが「へー、へー。」と、うるさいこと。

「やってみる?」と尋ねると、

「いーや。」と返事。

  ( ・・・・・ )

 

このあたりの悲しい話はまたいつか。

 

今回は、洗面台にまつわる話、一球入魂です。

 

 

 * * *

 

 

洗面台が、びしょびしょになっていることがある。

ひどい時には床までびしょびしょだ。

 

奥に立てている歯ブラシが濡れていることも度々。

さすがにこれは気持ち悪い。

 

 

気づくたびに、掃除してきた。

洗面台の端にタオルを置いて、下に流れ落ちるのを防止してみたり。

 

男が4人もいれば、そうなるのかも・・・

と思い、それぞれに注意していた。

「濡らしたら拭きなさい。」と。

 

いったい誰が、ここまでびしょびしょにするのか?

 

アンテナを張っていれば、すぐに分かるものだ。

 

 

 

そう。犯人はオヤジ。

 

オヤジが使った後は、必ずびしょびしょだ。

 

「おとうさん、歯ブラシまで濡らしたら、

 みんな気持ち悪いよ。

 飛ばさないように工夫してくれないかな。

 びしょびしょになったら、

 拭いておいてね。」

 

「そうか。分かったよ。」

 

しかし、癖というのはなかなか治らない。

分かった、と言っても治らない。

 

洗面台はいつもびしょびしょだ。

したたり防止のタオルは、ぐしょぐしょなんてものじゃない。

 

 

 

そんなある日、

 

私は見てしまった!

 

 

結婚して22年経った今、

 

偶然 目(ま)の当たりにした、

 

オヤジの洗顔タイム!!

 

 

f:id:yonkomaoyaji:20201003113633j:plain

 

 

それはすごいものだった。

 

 

 

f:id:yonkomaoyaji:20201003113743j:plain

 

 

頭こそ、若干下げているものの、

 

体は、ほぼ直立不動。

 

両手に汲んだ水を、

蛇口の下から、顔をめがけて、

 

バッシャーン バッシャーン

 

 

やさしくかける? なでる? こする?

そんな言葉は存在しない。

 

バッシャーン バッシャーン

 

 

うまく表現できなくて歯がゆいが、

 

とにかく、

 

ものすごく・・・

 

派手だ!!!

 

 

 

あたり一面に、飛ばす、飛ばす!

 

こんな斬新な洗顔スタイルが

    あったなんてーーー!!!

 

  ( うおぉぉぉぉぉーーーー! )

 

 

 * * *

 

 

この時、私は知った。

 

オヤジがお風呂に入った後、なぜあんなにもお湯が激減しているのか。

 

不思議だ、不思議だ、と思ってきたが、

 

ああそうか、

 

お風呂でも、ああやって、

 

惜しげもなく、

 

バッシャーン バッシャーン

 

お湯をまき散らしているに違いない・・・

 

と。

 

今日のひと言

あなたの旦那様が、許容範囲内でことを収める人でありますように・・・