洗面台事件
こんにちは。
わが家の洗面台が、大きいのか、そうでもないのか、よく分かりません。
幅が90センチ、奥行きが55センチ。
中央のくぼみが、50センチ✖35センチの楕円形。
絵に描いてみると、
こんな感じ。
下に収納はついておらず、配水管がそのまま見えているタイプです。
引っ越して来てすぐに、この配水管からわずかに水が漏れているのを発見。
研究に研究を重ね、ホームセンターで部品を購入して、交換修理をしました。
汗をたらしながら必死に配水管と格闘する私の後ろで、
オヤジが「へー、へー。」と、うるさいこと。
「やってみる?」と尋ねると、
「いーや。」と返事。
( ・・・・・ )
このあたりの悲しい話はまたいつか。
今回は、洗面台にまつわる話、一球入魂です。
* * *
洗面台が、びしょびしょになっていることがある。
ひどい時には床までびしょびしょだ。
奥に立てている歯ブラシが濡れていることも度々。
さすがにこれは気持ち悪い。
気づくたびに、掃除してきた。
洗面台の端にタオルを置いて、下に流れ落ちるのを防止してみたり。
男が4人もいれば、そうなるのかも・・・
と思い、それぞれに注意していた。
「濡らしたら拭きなさい。」と。
いったい誰が、ここまでびしょびしょにするのか?
アンテナを張っていれば、すぐに分かるものだ。
そう。犯人はオヤジ。
オヤジが使った後は、必ずびしょびしょだ。
「おとうさん、歯ブラシまで濡らしたら、
みんな気持ち悪いよ。
飛ばさないように工夫してくれないかな。
びしょびしょになったら、
拭いておいてね。」
「そうか。分かったよ。」
しかし、癖というのはなかなか治らない。
分かった、と言っても治らない。
洗面台はいつもびしょびしょだ。
したたり防止のタオルは、ぐしょぐしょなんてものじゃない。
そんなある日、
私は見てしまった!
結婚して22年経った今、
偶然 目(ま)の当たりにした、
オヤジの洗顔タイム!!
それはすごいものだった。
頭こそ、若干下げているものの、
体は、ほぼ直立不動。
両手に汲んだ水を、
蛇口の下から、顔をめがけて、
バッシャーン バッシャーン
やさしくかける? なでる? こする?
そんな言葉は存在しない。
バッシャーン バッシャーン
うまく表現できなくて歯がゆいが、
とにかく、
ものすごく・・・
派手だ!!!
あたり一面に、飛ばす、飛ばす!
こんな斬新な洗顔スタイルが
あったなんてーーー!!!
( うおぉぉぉぉぉーーーー! )
* * *
この時、私は知った。
オヤジがお風呂に入った後、なぜあんなにもお湯が激減しているのか。
不思議だ、不思議だ、と思ってきたが、
ああそうか、
お風呂でも、ああやって、
惜しげもなく、
バッシャーン バッシャーン
お湯をまき散らしているに違いない・・・
と。
今日のひと言
あなたの旦那様が、許容範囲内でことを収める人でありますように・・・