四コマオヤジの事件簿 

やってやれないことばかり

抱っこ事件

こんにちは。

 

初めての子ども ( 長男 )が生まれてからというもの、私は毎日が楽しくて楽しくてたまりませんでした。子どもが生まれるまでは、日中は一人で過ごすことが多かったので、いつもそばに誰かいるというのが、とにかく楽しいのです。

 

赤ちゃんですから、初めは寝ているか泣いているか、そんな感じではありましたが、私の方は息子にたくさんしゃべりかけます。それが嬉しくて、楽しくて。

 

息子の睡眠が安定するまでの2~3ヶ月は大変でしたが、どんどん表情が出てきて、ますます可愛くなっていきました。親バカ全開です。

 

3200gで生まれた息子、その後もずんずん大きくなり、10ヶ月ごろには11kgにまでなっていました。

 

今回は、そのころの話です。

懐かしいっ!

 

 * * *

 

息子を連れてどこかへ出かけた帰り道、

オヤジが、

「ちょっとだけ、ここに寄っていい?」

と言った。

 

 

オヤジが大好きな、家電量販店だ。

ああ、またか・・・と思ったが、

しぶしぶついて行くことにした。

 

 

オヤジはウキウキと店内をめぐり歩く。

 

私は息子を抱っこして、あやしながらついて回った。

 

 

「ちょっとだけ」、

その言葉を信じた私が甘かった。

 ーーー 今日は、抱っこ紐をしていない。

 

 

 ( お、重い・・・)

我が子でありながら、ずっしり。

 

 ( こ、腰が・・・)

 

 

ルンルンのオヤジは振り向かない。

 

 

1時間、踏ん張りつづけた。

 

もう、

 

 

限界。

 

 

 

「おとうさん、抱っこ、代わってくれない?」

 

 

やっと振り向いたオヤジ。

 

 

「おうっ、

 

 そっか。」

 

 

腕時計を見た。

 

 

「じゃあ、

 

 

 今から、

 

 

 

 

 10分交代だね!」

 

 

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 * * *

 

オヤジが3人の息子たちを抱っこすることは、ほとんどなかった。

 

ましてや、肩車など、

 

 

皆無。

 

 

そうそう、

ベビーカーだけは、よく押していたっけな。

 

今日のひと言

あなたの旦那様が、子どもの抱っこ時間を、時計で計らない人でありますように・・・

いえいえ、喜んで抱っこする人でありますように・・・