四コマオヤジの事件簿 

やってやれないことばかり

身元保証人事件

こんにちは。

 

この春、長男が就職して社会人になりました🙌

しばらくは家から通うことになったので、まだまだご飯も洗濯も私の仕事でしょうかね。仕事に慣れるまではよしとして、1〜2年後には一人暮らしをさせたいと思っています。若いうちに、自分でできることを増やしておかないと!

 

さて、長男の会社から「身元保証人」を2人立てるよう書類が渡されたそうです。

1人は親でも可、もう1人は家族外で、ということでした。

 

こういう時は、もちろん(?)オヤジの出番。オヤジも俄然張り切るわけです。何と言っても、

  オレはこの家の大黒柱

  尊敬される完璧な父親

と思っているのですから、そりゃ〜張り切ります。

 

「どれどれ!」

「お前、こんなことも知らないのか!?」

「情けないヤツだ!」

 

上から目線で、やいのやいのと、のべつ幕なし。

 

 * * *

 

さて、身元保証人の1人は自分がなるとして、もう1人は誰に頼むか。

この時点で悩むオヤジ。

あの人か? あの人か?

あえて私に聞こえるように大きな声でしゃべる。

 

つまりは、「誰にすべきか?」と私に指示を仰いでるわけ。

 

めんどくさい。

聞くなら はっきり聞けよな。

と、思う。

 

「あなたのお兄さんに頼んだらいいよ。」

 

しぶるオヤジ。

実のところオヤジは兄を恐れているから。

 

「〇〇さんはダメかな?」

 

「そこはやっぱりお兄さんを立てておかないと。あとあと気まずいよ。」

 

「そうかなぁ。」

 

オヤジ、

しぶしぶ承諾。

 

 

「おっ? ここはオレが書くのか? 長男が書くのか?」

 

それも分からんのかい。

と、思う。

 

「そこは長男。あなたは下だけ。」

 

「ちっ、印鑑証明がいるのか。よし、今から役所に行って来る。」

 

いそいそと出て行った。

 

 

 

しばらくして帰って来たオヤジ。

 

「さてさて、あとは実印、実印。」

 

2階の部屋に行き、

   ドタドタ ドタドタドタッ

         駆け下りてきた。

 

今度は何?

と、思う。

 

「オレの実印、知らないか!?

 ほら見て。

 ケースがカラだ。

 ここに入っていた実印、知らないか!?」

 

「えーーーっ? 知らないよ!」

 

「君も名字の印鑑持ってるだろ? 

 ちょっと見せてくれ!」

 

名字の印鑑? そりゃ〜持ってますよ。でもね、あなたの実印は知りませんよ。触ったこともない。触る必要もない。どこにしまってあるかも知らないんですが。

 

仕方なく持っている印鑑を出して来てオヤジに見せた。

 

「これじゃない!!」

 

だから そう言ってるじゃないの。

と、思う。

 

オヤジは青い顔で探し始めた。

 

 

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なぜそこを探すーーーーーーっ!?

 

 

そこ、

 

 薬箱なんですけどーーーーーーーっ!?

 

 

 

何をやっても不思議なオヤジである。  

 

 

ちなみにオヤジ所有の印鑑、実印を含めてほぼ同じ大きさで、ほぼ同じ字体。しかもいくつも持っているから、いつもどれがどれだったか分からなくなるらしい。何度も作り直すよう勧めたのですが、何故だかそれはしません。お手上げです💧 ち〜ん

 

今日のひと言

あなたの旦那様が、最低限の道理をわきまえた人でありますように・・・