四コマオヤジの事件簿 

やってやれないことばかり

お中元事件

こんにちは。

 

今回は思い出話です。

そろそろお中元あいさつの時期になりますね。そこで思い出したのがこの話です。

 

オヤジ(夫)との結婚以来、盆参りを兼ねて中元のあいさつ、歳暮のあいさつ、年始のあいさつ、この3つは欠かさないわけですが・・・

結婚当初、オヤジの実家に何を持って行っても浮かない顔をされましてね。何がいけないんだろう、とずっと悩んでいました。

 

 * * *

 

ある年のこと、

「またこんなに小さい物を持って来たのか! もっと、ど〜んと大きい物を持って来ないか!」

と言われた。

 

ああ、そうだったのか!

そう言えばオヤジの実家、お祝いだのお礼返しの品だの、とにかくなんでも箱が大きい。箱がデカい=ベストらしい。

 

そうならそうと、オヤジ知っとけよな、と思う。

おかげで私は気が利かない嫁と罵られる。

 

ん? どうして私が気が利かない嫁になる? たまらないなぁ。 そうだ!  これからはオヤジに選ばせよう。それなら文句ないでしょうよ。

 

そういうことで、それ以降はオヤジの実家にはオヤジが選び、私の実家には私が選ぶ、というルールにした。

 

 

ある時、オヤジが早々にお中元の品を買って来た。会社の斡旋だとか言ってたな。

それにしても箱が小さい。

「で、中は何にしたの?」

「インスタントラーメンの詰め合わせ。」

「えっ? そんなの持って行ったら、何て言われるか分からないよ。箱が小さい上に、インスタントラーメンなんて…   絶対にいい顔されないから! お願いだから他の物にして。私が何か買って来てもいいよ。」

 

「うるさいな。もう買ったんだから何も言うな。あの家はみんなラーメンが好きなんだから、喜ぶに決まってる!」

 

あー、もう知らない。

 

 

さて、8月になり あいさつに行くと・・・

箱の大きさが気に食わなかったのか、

義父母が私の目の前で、

 ビリ ビリ ビリ

ワーオ、開けちゃうの?

 

「なんだこれは! こんな体に悪そうな物を持って来て!」

と、ご立腹。 

 

だからダメだって言ったのに。

 

「いえ、これは〇〇(オヤジ)さんが選んだんですよ。」

 

「なに? 〇〇が?

 〇〇、こっちに来い!」

 

ふらふらっとオヤジ登場。

 

 

「おまえ〜、

 

   えらい ええモン持って来たな。

 

 うまそうや。」

 

 

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 「ええモン」やったんか〜〜〜〜〜〜い!!!

 「うまそう」やったんか〜〜〜〜〜〜い!!!

 

 

・・・こんなものですかね?

夫の実家というものは、夫には甘いんですかね?

 

それ、

 間違ってると思うんですけど〜〜〜〜〜!?

 

 

そんなこんなで、すっかり義実家行きが苦痛です。苦痛ですが行ってます。

 

今日のひと言

あなたの旦那様が、両親の好みぐらい知っている人でありますように・・・