四コマオヤジの事件簿 

やってやれないことばかり

日記事件

こんにちは。

 

8年ほど前、息子のWISC検査がきっかけとなり、オヤジ(夫)が発達障害だと気付きました。

悩んだ挙句、オヤジに内緒で診療内科へ行ってみたわけですが、

そこで医師に、

「50歳近くにもなって、もう何もできることはない。変わらないよ。変えられない。」

と言われました。

 

変わらない。変えられない。

そう言われたけれど、それでは私も息子たちも困るわけで・・・

 

何とかしなければ! 

その一心で「オヤジ改造計画」を試みました。

今回はその頃の様子です。

 (うちのオヤジの場合です)

 

 * * *

 

まず初めにしたのがこれ。

⚫︎メモを書く

主に買い物の時だけど、正直、オヤジに買い物は頼めない。常識的にとか、一般的にが通用しないオヤジ。名称をメモしたところで私が望んだものは買って来れない。

頼むのはハンバーガー、ドーナツ、お弁当くらい。なぜなら、行く前にメニューを見て決めておけるから。(この時点で悲しみある)

 

ところがオヤジ。

メモを書いたことで安心するのか、メモ紙を忘れるとか、お店でメモを見ないとか。

「あれ?  ひとり分足りないよ?」

なんてことが度々ある。

 

自分の分は忘れない。しかも自分の分は大量かつゴージャス。そして決して誰にも譲らない。

 

かなり しんどい。

 

 

もう一つがこれ。

⚫︎メモ日記をつける

オヤジと子どもたちの関わりは皆無に近い。そこで、今日誰と何をしたか(話でも可)を日記に記すことを提案した。

「メモ書きでいいからね。字も雑でいいからね。とにかく子どもたちと関わらないと、いい父親にはなれないんだよ。1ヶ月経ったら私に見せてね。」

と、やさしくオヤジに諭した。

もちろん忘れないように、大きめのノートも手渡して。

 

オヤジも

「分かった。そうしよう。」

と。

 

皆さんお分かりでしょうが、日記を書くのが目的ではなく、子どもと接することが目的。子どもが今何をしているのか、何に関心があるのか、父親として学んでほしい。子どもに愛着を感じてほしい。

・・・とは言っても、長男は既に中学生になっていたけれど。

 

さてさて1ヶ月が経ち、2ヶ月が経った頃、オヤジに声をかけた。

「あの日記帳、見せてもらってもいい?」

「あー、分かった。後で出すよ。」

 

数日待っても出して来ない。

よーし、こっそり見てやろう。

おお、ここにあった!

どれどれ・・・

 

 

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 ウガーーーーーーーーーッ!!!

 

 真っ白!!!!!

 

 一文字もない!!!!!

 

 

ご丁寧に、オヤジはノートに線引きを施していた。日付も書けるように枠がある。

 

しかし・・・

文字は無い。

日付も無い。

 

 

というわけで、

私が本や何やで調べて考えた「オヤジ改造計画」は、

見事に裏切られて終了。

 

日記帳が空白であるように、オヤジと子どもたちの関わりを目にすることは この間もありませんでした💧

 

 

ほかにもいろいろ やってみたのですよ。

やるだけは・・・ 

 

押してもダメ、引いてもダメ。

暖簾に腕押し。

 

今日のひと言

あなたの旦那様が、父親の役目を果たす人でありますように・・・